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公募作品選考結果発表!

野坂操壽×沢井一恵

箏─ふたりのマエストロが弾く箏作品


表彰式後の写真
表彰式後の写真

箏奏者、野坂操壽・沢井一恵両氏の新たな世界を生み出し、箏音楽のさらなる魅力を伝えるための作品を公募しておりました(協力=日本現代音楽協会、後援=日本伝統文化振興財団)が、14曲の応募がありました。ご応募いただきましたみなさんありがとうございます。結果は下記の通りです。なお、審査内容は邦楽ジャーナル2011年7月号(7月1日発行)に掲載しております。

最優秀賞 該当作品なし
第2位(副賞10万円) 前田智子作曲『青蓮華(しょうれんげ)』 二十五絃箏・十七絃
第3位(副賞5万円) 荒井美帆作曲『ぼう─六条御息所によせて』二十五絃箏・十七絃

第2位の『青蓮華』は、野坂操壽×沢井一恵全国ツアー「変絃自在」の第1弾熊本公演(2011年7月18日)で初演。
第3位の『ぼう─六条御息所によせて』は、同ツアー第3弾福井公演(2012年2月19日)で初演。

.入賞者コメント&プロフィール
前田智子
前田智子さん
第2位『青蓮華』二十五絃箏+十七絃 前田智子さん
思いもかけず光栄でございます。野坂・沢井両氏に演奏していただけるだけで この上ない幸せです。被災地の方々にいのりをこめて書いた曲です。頂きました賞金は被災地の義援金に送りたいと思います。今後邦楽の歴史を尊び引き継ぎながらも今生きている時代の音をも曲として残していけたら思っています。心より御礼申し上げます。
まえださとこ
大阪音楽大学大学院作曲専攻修了し、文化庁舞台芸術創作奨励作曲コンクールほか各種作曲コンクールで入賞入選、現在、日本作曲家協議会会員、作曲家グループ〈邦楽2010〉に所属。
荒井美帆
荒井美帆さん
第3位『ぼう─六条御息所によせて』二十五絃箏+十七絃 荒井美帆さん
これまで自分で演奏をするために曲を作っておりましたが、大学時代に専攻した「源氏物語」に強い思い入れがあり、いつか六条御息所を主人公に曲を作りたく思っていました。それだけにこの素晴らしい賞をいただけたことに大きな喜びを感じています。尊敬してやまない偉大なお二人の先生に演奏していただけることが何よりも嬉しく、このことをしっかりと受け止めて更に勉強していきたいと思っております。
あらいみほ
箏・三絃・二十五絃箏を奏し、NHK邦楽技能者育成会第42期卒業。東京都立晴海総合高校音楽(箏曲)特別非常勤講師。薩摩琵琶奏者の荒井靖水氏とのデュオ活動でも各種コンクール入賞。


参考資料
上記公募の募集要項は下記のとおりでした

現代邦楽の先駆者として常に第一線で活躍する箏奏者の野坂操壽・沢井一恵両氏による全国ツアーを平成23〜24年度に開催しようと弊社中心に企画中(後援:日本伝統文化振興財団)です。その実施にあたり、ふたりの新たな世界を生み出し、箏音楽のさらなる魅力を伝えるための作品を広く募集します(協力:日本現代音楽協会)。優秀作品は全国ツアーにて披露するほか、CD収録・楽譜出版を検討中です。箏音楽の魅力を邦楽界だけでなく広く外に向かってアピールできる作品をお待ちしております。

募集内容
1、作品の楽器編成は下記のいずれかとし、未発表のものに限る。
 A 箏二重奏
 B 箏&十七絃
 C 二十五絃箏&十七絃
 D A〜Cの楽器にボーカル、ボイスを加えたもの(弾きながら)
2、7〜10分程度のもの

最優秀賞賞金:20万円
選考:野坂操壽、沢井一恵
応募方法:応募用紙にご記入の上、楽譜およびその音源(箏の音に限らず)を下記までお送りください。応募用紙はこちらからダウンロードしていただくか、下記までご連絡いただければお送りいたします。ダウンロードはこちら
応募締切日:2011年5月末日必着
結果発表:2011年6月中旬までに邦楽ジャーナル公式サイトにて発表予定。また、弊誌7月号にて審査内容をご報告いたします。
その他:五線譜でご提出ください。楽譜、音源はご返却できませんのでご了承ください。
問合せ先
〒169-0075東京都新宿区高田馬場3-38-10 (有)邦楽ジャーナル(担当:織田麻有佐)
TEL03-33601329 FAX03-5389-7690 ns-pj@hogaku.com


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