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邦楽ジャーナル取扱店訪問記

浅草・ヨーロー堂

  

【写真左】邦楽ジャーナルコーナーでは、本誌のほか弊社制作のCD+楽譜「尺八・箏・三味線で奏でる 心をいやす名曲集」CD「錦木によせて 野坂操壽」も。
【写真中央】店長の松永好司さん
【写真右】2階のイベントスペース
ヨーロー堂:東京都台東区浅草1-3-6 Tel.03-3843-3521


  平日でも観光客でごった返す浅草・雷門の並びに店を構えるヨーロー堂。氷川きよしなどの演歌・歌謡曲の歌手に混じって俗曲のうめ吉さんのポスターが入口で出迎えてくれる。サイン入り色紙やグッズなども所狭しと並べられた、どこか懐かしくレトロな雰囲気のこの店の創業は大正元年。現在の店長は、20年ほど前に父から受け継いだ松永好司さん(42歳)で4代目となる。
  創業の2年前に日本発の国産蓄音機ニッポノホンが発売され、コロムビアレコードが創業している。当時は蓄音機も扱っていた。そして、長年全てのジャンルを扱ってきたが、大型チェーン店や外資系レコード店の進出に対抗するために、GSファンの好司さんが店を引き継いだとき、「昔のものはここに行けばある」をベースにしようと、1980年代以前のものを多く置く今のスタイルになった。
 「思い出したとき聴きたくなるもの、それは最先端の音楽ではないように思います」
  邦楽は、浅草という場所がらもあって最初から置いていたという。インディーズも応援している。この店では、インディーズも含めてCDの表面が見えるようにできるだけ展示、試聴もできて、持ち込んだキャッチコピーなどを書いたポップも飾ってくれるのが嬉しい。
  店からも音楽を発信しようと約10年前から店の2階を、キャパ100人弱のイベントスペースに。「どんどん活用してください!」

「邦楽ジャーナル」2011年1月号(288号)より
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