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邦楽ジャーナル取扱店訪問記
【写真左】左が店長補佐の榊原瑠依さん、右が社長の松本重喜さん
【写真右】邦楽のCDやDVDが並ぶ棚。ショーケースには書籍も。
(株)文化堂 国立劇場店:東京都千代田区隼町4-1国立劇場内 Tel.03-3239-2417
平成22年4月から国立劇場の大劇場と小劇場にそれぞれ販売コーナーを持つ文化堂さん。曜日等に関係なく公演のある日は営業。プログラムや資料集、絵葉書、カレンダー、グッズなど国立劇場の製品のほか、邦楽に関する書籍、CD、DVDを取扱っている。本社は新宿区で、通信販売を行っている。
文楽公演中の小劇場にて、社長の松本重喜(しげき)さんと、店長補佐の榊原瑠依(るい)さんにお話を伺った。もとは「シルクロード」「国宝への旅」といったセットものの書籍やビデオの通信販売を主にした会社だが、ここ10年ほどは純邦楽に的をしぼって営業。国立劇場店では定番商品のほか、公演に合わせてこまめに品揃えを変えている。つらいのは絶版で入手できないCDについて、欲しいという問合せがたびたびあること。需要があっても品がないのだ。なお、似た名称で「合資会社文化堂レコード店」というお店もあるが、経営者も異なる全く別の会社。
榊原さんは「私自身は楽器を弾きませんが、三味線や浄瑠璃の音を聴きながら仕事ができるのが嬉しいです」と、若いに似ず丁寧でやわらかな物腰。意外と知られていないことだが、劇場で観劇をしない人でも受付にことわれば、売店のみの利用もできるので「ぜひどうぞ」と松本社長。
「邦楽ジャーナル」2011年4月号(291号)より
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